大切にしてきた不動産を、誰に引き継いでもらいますか?
2026/10/12
大切にしてきた不動産を、誰に引き継いでもらいますか?
今回は、遺言書と死後事務委任契約によって、ご自身の死後の不安を解消した事例をご紹介します。
ご相談者様は生涯独身で、財産は不動産と預貯金。
相続人は甥や姪7人でしたが、親交のある方はお一人だけ。その方も遠方に住んでおられました。
心配されていたのは、ご自身が亡くなった後の不動産のこと。
当初は、不動産を売却したお金を京都市に遺贈することを考え、司法書士も一緒に京都市に相談にきましたが、相談者の希望する特定の事業にピンポイントで財産を使ってもらうのは難しいようでした。
甥に不動産のまま残しても使わないだろうし、生前に売ってしまおう不動産業者に見積もりを頼みましたが、思っていたよりずっと安い。
そんなとき、幼いことから知っている、となりの料亭の娘さんとお話しする機会がありました。
実は、その建物はもともと美容室でした。
娘さんにとっては、相談者に幼い頃から髪を綺麗にしてもらった、特別な思い入れのある建物だったのです。
ご相談者様が亡くなった後の不動産について悩んでいることを知った娘さんは、こう申し出られました。
「それなら、私が土地と建物をそのまま引き継ぎましょう」
ご相談者様にとっても、長年大切にしてきた不動産を、思い出を共有する身近な方に引き継いでもらえることは、安心につながる選択だったのではないでしょうか。
そこで、
📌 預貯金は甥御さんへ
📌 不動産は隣の料亭の娘さんへ
それぞれ遺言書で引き継ぐことにしました。
さらに、財産の引継ぎだけでなく、亡くなった後のことについても準備しました。
お寺への納骨や、建物の中の片づけなどをお願いするため、娘さんと死後事務委任契約も締結したのです。
遺言書で「財産の行き先」を決め、死後事務委任契約で「亡くなった後に必要な事務」を託す。
こうして、ご自身が亡くなった後の財産のことだけでなく、その後のことについても備えることができました。
🌱 相続対策は、財産を誰に渡すかを決めるだけではありません。
自分が大切にしてきた不動産を、誰に引き継いでもらいたいのか。
その場所に思い入れのある人に、これからも大切にしてもらう。
そんな財産の引継ぎ方もあるのだと、改めて感じた事例でした。
また、亡くなった後の片づけや納骨など、自分では対応できなくなることについても、生前に準備しておくことが大切です。
「自分が亡くなった後の不動産が心配」
「親族とは疎遠で、誰に何を頼めばよいかわからない」
「自分の思いを、きちんと形にしておきたい」
そんなお悩みがありましたら、司法書士にご相談ください。
📍かみざと司法書士事務所
☎️ 075-950-0757
#司法書士 #京都の司法書士 #遺言書 #遺言書作成 #死後事務委任契約 #相続対策 #生前対策 #おひとりさま #不動産相続 #かみざと司法書士事務所


