# エンディングノートのすすめ~これからの人生を考えるきっか...
2026/10/19
# エンディングノートのすすめ~これからの人生を考えるきっかけに~
「そろそろ終活を始めた方がいいのかな……」
「遺言書を作っておいた方がいいとは思うけれど、何から始めればいいのかわからない」
そんなふうに思われたことはありませんか?
終活という言葉を耳にする機会が増えましたが、いざ自分のこととなると、何をすればよいのか迷ってしまう方もいらっしゃると思います。
遺言書を作ろうと思っても、誰に何を残したいのか、すぐには決められないかもしれません。自分が亡くなった後のことだけでなく、将来、認知症になったらどうしよう、介護が必要になったらどうしようと、考え始めると気になることはいろいろあります。
そんなとき、まず手に取っていただきたいのが「エンディングノート」です。
## エンディングノートには、どんなことを書くのでしょう?
エンディングノートには、決まった書き方があるわけではありません。京都司法書士会と京都地方法務局が共同で作成したエンディングノートには、以下のようなものを書けるようになっています。必ずすべての項目を埋めなければならないものでもありません。
自分のこれからの生活や、いざというときに家族に伝えておきたいことなどを、自由に書き留めておくものです。
**● 自分の財産について**
不動産や預貯金、株式、保険など、自分がどのような財産を持っているのか、整理しておくと安心です。
最近では、インターネット銀行やネット証券など、通帳がなく、家族が気づきにくい財産もあります。スマートフォンやパソコンに保存している大切なデータや、利用しているサービスについても、必要な情報を残しておくと、家族の助けになります。
ただし、パスワードなどの大切な情報は、安全な保管方法を考えておきましょう。
**● 自分が亡くなった後のこと**
自宅や預貯金を誰に引き継いでもらいたいか、お世話になった人に何かを残したいかなど、希望があれば書いておきましょう。
こうして自分の気持ちを整理しておくと、遺言書を作成するときにも役立ちます。
ただし、エンディングノートに書いただけでは、原則として遺言書のような法的効力はありません。財産についての希望を確実に実現したい場合には、別途、適切な形式で遺言書を作成することが大切です。
**● 認知症や介護が必要になったときのこと**
終活は、亡くなった後のことばかりではありません。
もし将来、認知症になったら、財産の管理はどうしたいか。介護が必要になったときは、自宅で暮らしたいのか、施設への入居を考えるのか。
元気なうちに、自分の希望を考えておくことも大切です。
判断能力が低下した場合に備える方法として、任意後見契約や財産管理に関する契約などがあります。こうした制度についても、必要に応じて検討しておくとよいでしょう。
**● 病気や医療、葬儀やお墓のこと**
病気になったとき、どのような医療を受けたいか。病状について、どこまで説明を受けたいか。延命治療について、どのように考えているか。
また、自分が亡くなった後の葬儀やお墓、納骨についても、希望があれば書き留めておきましょう。
普段はなかなか話題にしにくいことかもしれません。しかし、自分の希望を家族に伝えておくことは、いざというとき、家族が悩んだり迷ったりする負担を少しでも軽くすることにつながります。
## 最初から、きちんと書こうとしなくても大丈夫です
エンディングノートを前にすると、すべての項目を埋めなければならないように感じるかもしれません。
でも、そんな必要はありません。
まずは自分の財産を整理してみる。家族に伝えておきたいことを書いてみる。これからどんな暮らしをしたいのか、ゆっくり考えてみる。
書けるところから始めて、気持ちが変われば書き直してもかまいません。
大切なのは、完璧なノートを作ることではなく、これからの人生について考えるきっかけにすることです。
エンディングノートを書いてみると、「遺言書も作っておこう」「認知症になる前に、財産管理について考えておこう」など、次に何をすればよいのかが見えてくることもあります。
## エンディングノート、当事務所にもご用意しています
当事務所では、終活を始めるきっかけとしてご活用いただけるよう、エンディングノートを常備しております。
「終活を始めたいけれど、何から手をつければいいのかわからない」
「遺言書を作った方がいいのか、相談してみたい」
「将来、認知症になったときのことが心配」
そんな方は、どうぞお気軽にご相談ください。
司法書士というと、相続登記や不動産の名義変更をする人、というイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。しかし、遺言書の作成や、将来の財産管理への備えなどについても、お手伝いできることがあります。
終活は、人生の終わりのためだけにするものではありません。これからの毎日を安心して、自分らしく過ごすための準備でもあります。
まずはエンディングノートを手に取って、これからのことを少し考えてみませんか?
エンディングノートをご希望の方は、当事務所までお気軽にお声がけください。

